横尾美穂の世界と歌おうプロジェクトについて

2011年から、自分が住んでいる北広島市で子供たち向けの「夏休み歌のワークショップ」を5年間開催してきました。

 

20代、アメリカでゴスペルを歌う機会に恵まれ、帰国後は、「ゴスペルのすばらしさを伝えたい」と思い、「ア・ミラクル・イン・サッポロ」という市民ゴスペルグループを札幌で立ち上げ、たくさんの人と出会い、声をひとつに歌い、実りの多い経験をさせていただきました。

 

その後、30代、子育てして、いろいろ出来事、出会いがあって、震災があって・・・。「次世代に残るもの」と、陶芸の先生のお話に感銘し、今できることを今のうちに・・・と、「子供たちと歌おう!」と夏休み子供たちと歌い始めました。

 

40代の私。今年も、子供たちと歌っていきたいと思いはじめた活動です。

「あなたの声は世界でたったひとつのかけがえのない楽器」というメッセージを伝えていきたい。

声のことを伝えながら、その子の存在そのものが大切でかけがえのないことを覚えてほしいと思います。
神様ならこういうでしょう。「君の与えた声という楽器、君そのものは、僕の誇り。僕が創ったのだから・・・」と。
 
みんなから称賛される、人気者の歌手を育てるという企画ではありません。今すでにもっている自分の身体が素晴らしいことに気づくときです。そして、隣の人をみて、同じように素晴らしいと思える時を共有することです。

ある時、コンサートで聴覚障害者の方に歌を聴かせる機会に恵まれました。彼らは確かに私が聞こえるようには聞こえていないけれど、手話という素晴らしい助けと、私の身体の動き、唇の動きから、歌の意味を理解し、かすかな声の振動を感じてくださり、とっても感動してくれました。

その経験を通してさらに一層確信したのです。声は心に振動するんだと。そう信じています。


このプロジェクトが少しずつ広がっています。
地域のお母さんたち主催で、子供たちの歌声サークルが立ち上がったりしています。


また小学校から「声と歌のワークショップ」を出前授業も招かれるようになりました。


ありがたいです。
 

「世界と歌おうプロジェクトwith Miho」どうぞこの活動が続きますように応援お願いします。

 

 

美穂の夢「世界と歌おうプロジェクト」 ~声を合わせ平和の架け橋に

ミポリンこどもたちの声と歌のワークショップの特徴

 

1.【分かち合う(shareシェア)】歌う技術の向上だけをのぞむレッスンではなく、創作活動と表現活動をしているものとして「共有(シェア)する」という意識をもって子どもたちに接していきたいと願っている。歌を通して見えてくる世界について、ミポリンが小さいころから教わってきたこと、感動したこと、伝えたいことを素直に子どもたちに分かち合う場。

 

2.【ともに味わう(enjoy エンジョイ)】参加者の子どもたちのメッセージの多くが、「ミポリンとうたって楽しかった!」。子どものように喜んで歌うミポリンの姿をみて、「子どもたちも一歩進んでのびのびと歌ってもいいんだ。自分を出してもいいんだ。」と思える。反響する声を体感し、ミポリンと呼応して歌うことで音程や発声法を自然と覚え、自然な英語の発音も身についていく。

 

3.【気づきを与える(awareアウェア)】歌うという行為は、全身運動であり、また歌詞を覚え、解釈し、音を覚え、発声し、強弱など表現をつくるなど、たくさんの細かなプロセスがある。そのプロセスで知ったこと、感じることはたくさんある。それまで気づけなかったようなことも・・・。子どもたちの感性や感受性、才能はびっくり箱のようなもの。開くと想像しないものが出てくる可能性がある。ミポリンのワークショップは、そういった子どもたちの可能性の扉を開くきっかけをつくる。

 

4.【つながる(link リンク)】ワークショップを終え、日常生活、学校生活へもどった子どもたちの様子や興味関心に変化や影響を生み出している。「学校生活での取り組む姿勢が積極的になった」「認められた、居場所があるという安心感から暴力を振るわなくなった」「習っていたピアノや他の活動への関心が以前よりも高まり、前向きになった」「舞台や自己表現の活動にチャレンジするようになった」など。ワークショップへ参加したことで、歌から自分たちの可能性や才能、興味関心ごとに気づき、一歩世界へ踏み出す。そして、それは未来という世界へのチャレンジへ繋がっていくと信じている。

 

5.【架け橋になる(build a bridgeブリッジ)】本を読んでたくさんの世界へ旅したり、さまざまな価値観を学んだり、言葉を心に蓄えることは、子どもの心の成長に大きな影響があるということは定説であり、大切なことだと思っている。歌もその歌詞からさまざまな世界を知ることができ、またその音楽の旋律から心慰められ励まされることがある。そして、一緒に仲間と歌って楽しい時間を過ごした経験は一生の宝物になって、子供たちの心を強くし、試練や困難があっても、心を豊かに育った子どもたちがきっと良いアイデアを創りだし、乗り越えていってくれると信じています。そして、勇気と希望を持った心は、人と人をつなぐ架け橋になって、笑顔と思いやりを届けていく強い大人になると願っています。

 

 

声やいのちのすばらしさや歌う楽しさを伝ええ、音楽を通したあたたかな心の交流の場づくりを目指す「世界と歌おうプロジェクト」を主宰。

対象は限っていないが、次世代を担う子供たちへ、東北の震災が起きた2011年から始めた「夏休み歌のワークショップin 北広島」ではたくさんの出会いとよい時間と成果の実を結んでいる。

日本での経験を活かし、2014年11月には美穂の表現の基盤をつくった留学先、アメリカのオレゴン州ユージンという町の小学校を訪問。現地の子供たちに日本語の歌ワークショップを行い、文化交流を行った。その後も、日高、函館、石狩、帯広など、ライブやボイストレーニングのレッスンの機会があるときには、地元の学校をできるだけ訪問し、声と歌のワークショップを実施。技術を教えるだけでなく、子供たちと一緒に歌って、身体いっぱいで声のすばらしさ・いのちのすばらしさを伝える。日本中、世界中、必要とされる場所で声を合わせて歌っていきたいという美穂の夢。この働きが平和を生み出す架け橋のひとつになるようにと願っている。

 

《目的》

1.声は身体という楽器で奏でられる音。<発声は身体運動>

2.声は自分自身である。<自己肯定感を育てる>

3.声で人と出会う。<コミュニケーションを生み出す。>

4.声を使って楽しい毎日 <社会に笑顔が広がる>

5.声は人生の可能性を広げる。<人生を豊かにする。生きていることを実感する。>

 

 

 

 

Sound of Voices  サウンド・オブ・ボイス

夏休み 声と歌のワークショップ交流会 2016 楽しく終了!


今年も50人以上の仲間が集まって、声を一つに、楽しい時間を過ごしました。
縦割りグループ活動で歌詞を覚えたり、歌詞の意味を分かち合ったり。
グループ名発表も、声をそろえて、楽しくできました。
すこし暑かったけど、歌えて楽しかった!って言ってくれた子供たちの笑顔と全身で声をだしている子どもたちの姿に、毎年のごとく、感動でした。

ワークショップの卒業生が数名スタッフとして参加してくれました。とてもうれしく、本当によく手伝ってくれ、助かりました。それぞれの今を分かち合う同窓会のときにもなり、子供たちの成長を見ることができるこのワークショップ、やり続けてよかったなぁと感慨に深かったです。


夏休みのワークショップもできる限り続ていきたいと思います。

来年の春は、横尾美穂のコンサートと子供たちの歌声のコラボも実現できそう。
また数回のワークショップを開いていく予定です。身体の動く限り、子供たちとガチンコで歌っていこうと思います!

 

9か月の歌の教室 発表会終了 2015

サウンド・オブ・ボイス9か月の歌の教室 発表会2015年12月16日(水)19時~「私たちのストーリー with smiles」   北広島芸術文化ホール 活動室1・2とてもすてきな発表会でした。この活動を支援してくださった皆様に感謝します。

 

 

<以下、当日のプログラムに載せたメッセージ>

君の友達 ありがとう!~9か月間の歌の教室 

 

「君の友だち」(You've Got a Friend)は1971年にアメリカ合衆国のシンガーソングライターであるキャロル・キングが制作した曲です。1972年のグラミー賞で最優秀楽曲賞を受賞。多数のアーティストによってカバーされています。

1960年代のアメリカは、ベトナム戦争の反戦運動やアメリカ公民権運動など、プロテスト(抗議する)音楽の要素が色濃かった時代。そこから、1970年代入ると、ストレートなプロテストソングよりも、戦うことに少し疲れた人々、またベトナム戦争から帰った若者の心の傷をまるで癒すかのような、より等身大の自分にちかい歌詞の内容(日常の事、恋についてなど)を題材にした歌が作られていくようになります。

まさに、キャロル・キングのこの「You‘ve

got a friend」は、「心に勇気と励まし」を与えてくれます。「『君が呼んだら、僕はすぐに駆けつけるよ』という友達が君にもいるじゃないか、だから、人生に希望を見い出せない、ぼくは誰にもかまわれないなんて言わないでおくれ」と問いかけてきます。

この曲は、アレサ・フランクリン(ソウル・オブ・クイーンであり、ゴスペル歌手)によってゴスペルソングとしても歌われているます。この場合「a friend(友達)」は「Jesus(イエス・キリスト)」を表しています。クリスマスはまさにこの方の誕生日。聖書には、イエス・キリストはちょうど2015年前にこの地上に生まれたメシア(救い主)であり、神の子であるが人として生まれ、人としてこの世で行き、肉体的な痛みも精神的な痛みも味わい、最後にはすべての人の罪のために十字架に架かって死なれた、と書かれています。「たとえこの世の友達が自分を裏切ろうとも、またずっといてくれると思っていた家族と離れ離れになりひとりになっても、イエスはあなたを見放さず、見捨てず、いつも友達でいてくれる。どこにいても、あなたの心に入ってきてくれ、慰めてくれる。」という聖書のメッセージが、どこかこの歌のメッセージと重なったのでしょう。

 

子どもたちはこの歌が好きだったようです。歌詞が英語で長いのに、とってもよく覚え、鼻歌でも歌えるようになっていました。きっとこの歌はこの教室の雰囲気にぴったりで、そのメッセージが子どもたちの心に伝わったのではないかと思います。今日の発表会で教室は終わるけど、この9か月間一緒に歌った思い出と仲間「君の友達」という存在を心の奥に大切に持って、この先何かがあっても思い出して心の強さにしてほしいなと思います。

 

発表会のテーマをみんなに聴いたとき、「笑顔、ひとつになる、私たちの物語」というキーワードが出てきました。彼らにとって、この教室で歌えることは、笑顔になれるときであり、仲間と声を一つにできるときであったのであればうれしなと思います。

 

「私たちのストーリー with smiles」 2015。どうぞ子供たちの歌声をお聴きください。そして最後に、今日までこの教室に賛同し、お子様を預けてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございます。